庭の片隅に咲いている黄色い花からちょっと調べてみました。
ツワブキは、日本海側の石川県、太平洋側の福島県以西の日本各地の海岸沿いに自生する常緑の多年草です。
また、朝鮮半島から中国の海岸付近にも分布しています。
ツワブキの深緑の葉と黄色花は、古くから観賞用として庭などに植えられていて、多くの改良品種が生み出されているそうです。
九州西部には、大形のオオツワブキが自生していて、葉柄(ようへい)を漬け物に加工しています。
また、種子島、屋久島にはカンツワブキという品種が自生しているそうです。

ツワブキの、根茎は太く、斜めに這い、長い柄のある葉を数本、束にして出しています。
葉は、はじめ灰褐色の綿毛におおわれていますが、葉柄がのびるに従って、無毛となります。形は円い腎臓形でフキによく似ていますが、葉質は厚く、つやがあります。大きさは長さ4〜15センチ、巾6〜30センチ、葉縁は浅い波状をしています。
花は10月から12月ころ、葉間から、長くのびた花茎の先に散房花序をつくります。
大きさは径4〜6センチ、まわりに舌状花が一列に並んでいます。
舌状花の大きさは、長さ3〜4センチ、巾6ミリ程で、あざやかな黄色をしています。
果実は5〜6ミリで、毛がびっしり生えています。冠毛は汚褐色で長さ8〜11ミリです。
春に、葉の開く前の伸びた葉柄(ようへい)を摘み取ります。葉は捨てて柄だけを灰を入れた熱湯で茹でてから、水にさらしてアク抜きをします。それを皮をむいて、煮物、おひたし、佃煮、あえもの、天ぷら、粕漬け、塩漬け、カレー煮などにします。

ツワブキは、民間薬としての用途がおもなものです、葉を火にあぶって柔らかくし、細かく刻んで打撲、できもの、切り傷、湿疹(しっしん)に外用すると効き目があるとされています。
また、葉を青汁が出る程よくもんで、打撲、できもの、切り傷、湿疹(しっしん)に外用に直接つけます。
ツワブキの葉の青汁には、青葉の強い臭いがあり、これは、ツワブキの葉にヘキセナールという成分が含まれていて、ヘキセナールには強い抗菌作用があるためです。
ツワブキの生葉の汁は歯痛にも効くとされいます。あるいは葉を火であぶって表面を剥いではる方法もあります。
洗浄にはツワブキの葉を10グラムを0.2リットルの水で煎じて、痔疾などの患部を洗います。


ツワブキの、根茎(こんけい)を10月頃に採取して、刻んで日干しにします。
ツワブキの乾燥した根茎を、健胃、食あたり、下痢に乾燥した根茎10〜20グラムを、0.5リットルの水で3分の1量まで、煎じ煮詰めて食間に3回に分けて飲みます。
ツワブキの、根茎の乾燥した漢名「たく吾葉(たくごよう)」の粉末と、莪峩(がじゅつ)の粉末を混合したものは胃腸薬として用います。
魚の中毒など食中りには、乾燥根茎10〜20グラムを、0.4リットルで煎じるか、葉の青汁を直接飲んでも効果があります。

筋肉がつったときなどはツワブキの葉を火にあぶるなどして柔らかくし、よくもんで患部に貼ります。肩こりにも同様の方法で効果があるようです。あるいはすり鉢でドロドロにすって布にのばして貼ると効くといわれています。

※菊(キク)科 の常緑多年草
※学名 Farfugium japonicum Farfugium
※ツワブキ属・開花時期は、10/15頃〜11/ 末頃
ツワブキの名前の由来は、葉が丸くフキのように見えて、
光沢がありつやがあることから、
「つやブキ」の意味から転訛して、
ツワブキになったという説と、
「厚葉ブキ」から「あ」が省略されて、
「つわぶき」になったという説があります。
きれいな黄色の花です。